生産管理システムでメニュー項目過多→サーバーダウンを防止する方法(実践例)

生産管理

生産管理システムではどうしてメニュー項目過多になりやすいのか?システム再構築時における注意点とは?

システム導入前は、個別にExcel等で生産予定や在庫管理を作成して管理していたものを共通のツールである生産管理システムで一元管理するために、生産管理システムは、効率よく業務を進めるために初期設定の段階で、すでに様々なメニュー項目が設定されてます。

百人十色というぐらい、人によって要望がバラバラなので・・メニュー項目についてもユーザーのリクエストを反映した仕様にしないと使い勝手が悪いため、設定するメニュー項目には十分配慮すべきです。

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しかし、生産システムには多額の費用が掛かるため、生産システム内で既存の業務をすべて完結したい!という欲が生まれ・・その結果、生産システムでメニュー項目過多の状態に陥ってしまいます。

生産システム入れ替えは、それを専門としているシステム会社の人間以外はほとんどの人は初体験!?ですからね~(笑)

ついついあれもこれも生産管理システムでやりたいという欲が芽生えてしまうのは・・ある程度は仕方がないことですし、不安ですよね(笑)

どこまでシステムでやるかの線引きの判断が難しいですよね~。

私は、生産管理システムは万能ではない!!という認識をあらためてしっかり持つべきだと思いますし、それを関係者に周知してもらいべきです!

どうしても楽をしたい!嫌な思いはしたくない!という甘えが先行して、何でも生産管理システム内で・・・という認識が、結果的にはメニュー項目過多になり、項目も多くなって何が何だかよくわからない?という状況に陥ってしまうと思います。

生産管理システムPC

たとえば、デスクトップのディスプレイに、フォルダーやショートカットの表示が画面いっぱいに表示されて、どれがどこにあるのか?さっぱり・・・という経験をされた方も多いのでは!?

実際に・・生産システムを構築後にメニュー項目の変更を実施するのは、内部のプログラムの大幅な変更作業、バグの検証等もあり、使用しているシステムを使いながら変更するのはほとんど不可能です。

私は、営業、製造、生産管理、資材、倉庫の各セクションの管理職に、生産管理システムの新規導入に際し・・以下の手順でユーザーのニーズを的確に把握して生産システムのメニュー項目過多の防止策としました。

・Excel等で業務内で数値化したり、表にまとめたりしている業務内容
・上記の業務内容の1回あたりのおおよその作業時間、作業頻度(毎日or週次or月次・・)

Excel日程表

メニュー項目過多になる原因のひとつとして、どうしても生産システムというと、システムエンジニアが主体で・・難しいシステム系の専門用語は意味不明!?で敷居が高いため、実際システムを使用するユーザーは見て見ぬフリ!?をしてしまう人って多くないですか?

システムの要件定義を確立する前の段階で、ユーザーの現状の業務内容、システムで実現したい要望を的確に知ることがシステム再構築の作業を進めるうえで最も大事だと思いますよ~。
あと、ユーザーにニーズを事前に回答してもらっているので、システム導入後にユーザーからの使い勝手が悪い!レベルはある程度は抑制できるメリットはありますからね。やらない手はないと思いますよ。

実際、要望を記入するのはユーザーサイドですし、そのニーズを掌握して生産システムのメニュー項目に反映できれば問題ないです・!(笑)

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サーバー負荷増によるシステムダウンにならないためには!?

生産管理システムは、いわばプログラムの集合体なので、プログラム単体での容量も各段に多く、システム導入時にはサーバー導入の検討も必須条件です。

具体的には、クラウドにするか、自社内にサーバーを設置するかのいずれかになりますが・・自社内でのサーバー管理の方が安価な傾向にあり、自社内でサーバーを設置することが多いですね。

サーバー

 

システムダウンを回避するために複数のサーバーにて運用しますが、そのうちの1台のサーバーが何らかの理由でシステムダウンしてしまうと・・残ったサーバーに余計な負荷が掛かってしまい、サーバーダウンによる全面的なシステムダウンに陥ることがあります。

根本的な原因として、システム導入時の生産管理システムのメニュー項目や他のシステムとの結合などの仕様の追加で、設置当時よりも想定の容量を超えないことは必須条件です。

ユーザーサイドのニーズを事前に掌握することで、極力追加の仕様変更によるサーバーの負荷の軽減を図ることが大事なんですよね~。

生産管理システム導入後・・容量が足りませんでした!!・・サーバーを入れ替えます・・なんてことになったら・・予算がいくらあっても足りません(笑)

サーバーダウンを回避する一番大事なことは・・結局、要件定義のフェーズで、追加で必要になる仕様をどこまで想定したうえで組み込み・・システム設計をするか?だと思いますよ。

言葉でいうのは簡単なんですが・・・これ・・経験が無いと・・あれもこれも要件定義に入れすぎて・・やたらシステム起動のレスポンスが悪いシステムになるか・・・逆に要件定義が少なすぎて、使い物にならないシステムになってしまい、メニュー項目を追加せざるを得なくなり、サーバーに負荷が常時掛かっている状況で・・いつサーバーダウンするかも!?なんて、ドキドキしながら毎日を過ごすか?の両極端になってしまいます。

ちなみに私は・・ユーザーニーズのヒヤリングを3段階にて実施しました!

・導入前フェーズの仕様定義検討
・要件定義の構築開始フェーズ
・メニュー項目の要件定義フェーズ

それに加えて・・毎週火曜日の定時後の18時より営業、製造、生産管理、資材、倉庫のセクションの管理職で最低各セクション1名参加必須で、システム再構築の報告連絡会議を生産管理システムが軌道に乗るまで強引に!?1年間実施しました。

システム検討仕様討議

おかげで・・それ以外の既存の業務が全然出来なくて・・この期間は実質・・生産管理システム担当専業になってしまいました(笑)

ユーザーが快適に使用するために・・メニュー項目を増やしてしまいがちですが、システムを安定稼働させることが会社にとって一番重要なことをあらためて認識していきたいですね~!!

 

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